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オリジナルの官能小説です。 男女ともに楽しめる作品を目指します。
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「大体シンゴはいい加減なんですよ!」
「浮気を浮気だと思ってないの!」
「シンゴのヤツ、私が絶対に別れないと思って図に乗ってるんです!」
「でも、私もシンゴと別れるなんて考えられないし…」
「私、良いように扱われてるのかも」
「だからって、謝れば浮気を許してもらえるなんて、おかしいですよね」
久美の堂々巡りの話を聞きながら、俺は相槌を繰り返す。
「久美ちゃんは間違ってないよ」
そう言われて久美はジョッキのサワーをぐいっとあおると、
「ですよね!!」
と、怒りをますますヒートアップさせる。
彼女の愚痴を聞くために、お洒落なレストランに行く予定から、騒がしい居酒屋に変更し、先ほどから、シンゴが…シンゴが…、と恋人の話を聞かされていた。
聞けば二人は大学1年からの付き合いで、女子高だった久美はこれまでシンゴという男以外とは付き合ったことがないという。
一途な久美に俺は同情すら覚えた。
けれど、いつまでも久美の痴話話を聞き続けるつもりはない。
俺には久美の彼氏の話より、彼女を囲うオーラの方に感心があった。
そして、それに影響を及ぼす眼鏡の力に確信を持ちたかった。
「久美ちゃんは今の彼氏しか男を知らないんでしょ」
核心を突くように彼女を見つめ問いかける。
「……」
久美はしばらくの後、黙ったまま頷いた。
「私が浮気したら……、シンゴのヤツ、……何て言うかな」
ジョッキの縁を中指でなぞりながら、ためらいがちに小さく呟く。
肩を寄せ、目を伏せている。
ジョッキを弄ぶ手先が軽く震える。
その指の先から赤い炎がゆらゆらと揺らめく。
昼のくすぶっていたオーラと違い、今では包み込むように燃え盛る炎は、彼女の不安と、好奇心を掻き立てているかのように、大きく立ち上る。
彼女の手にそっと触れ、じっとその横顔を見つめる。
久美は驚いたようにすくめていた肩をピクリと動かす。
「他の男を知ってみたいと思わない?」
耳元で囁くと、久美は顔を赤く染めた。
イエスともノーとも言わなかったが、手を繋いだまま、俺たちは店を後にした。
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小説
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│2008/10/01(水)20:00
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管理人名:むぎ









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